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離婚の慰謝料!払えない場合はどうなるの?対処法とは

離婚
この記事は約 5 分で読めます。 4,092 Views

離婚は、その理由によっては『慰謝料』が
発生することがあります。

具体的には、例えば離婚理由が不倫だったり、
DVだったりするような場合です。

とはいえ、例えばシンプルに年収が低くて
支払えないような場合は、
一体どうなってしまうのでしょうか?

そこで今回は、そんな離婚の慰謝料が
支払えない場合や対処方法について
お伝えします。

あなたの離婚に、お役立てくださいませ。

離婚の慰謝料の相場はどれくらい?

まず、離婚において慰謝料が発生する場合の
金額は、おおよそ100~500万円程度
収まることが多いです。

ただこの金額は、例えば不倫ならその期間など、
DVならその程度などによって変わりますので、
一概にはいえません。

あくまで『配偶者が受けたであろう
肉体的・精神的ダメージ』を元に
決まってきますので、やってしまった側は、
しっかり償いをしていきましょう。

とはいえ実際問題として、年数が低い等で
お金がなくて払えない場合は
どうなるのでしょうか?

次の章では、この点についてお伝えします。

離婚の慰謝料が払えない場合はどうなるの?

離婚の慰謝料が払えない場合は、
慰謝料を貰う側の胸先三寸で決まります。

つまり、相手が『お金がなくて支払えない』で
納得したら、特にお咎めはありません。

しかし納得できなかったら、高確率で
裁判を起こされることになるでしょう。

場合によっては、その結果、あなたは
仕事などを失う可能性もあります。

このため、なるべくならお金で
解決しておく方が無難です。

また、裁判の結果によっては、銀行口座や
給料の差し押さえの可能性もあります。

次の章では、この点についてお伝えします。

口座や給料の差し押さえの可能性があるって本当?

裁判になって、あなたが負けてしまうと、
あなたの銀行口座や給料が
差し押さえられてしまう可能性があります。

つまり、強制執行ですね。

そして、このような結果が出れば、
会社に離婚理由がバレてしまうからこそ、
仕事を失う可能性があるのです。

少なくとも慰謝料を払う側は、なんとか
裁判だけは回避してもらうためにも、
しっかりお金を用意したいところですね。

それにしても、実際にお金がない場合には、
どのようにお金を用意すれば
いいのでしょうか?

次の章では、この点についてお伝えします。

離婚の慰謝料が払えない場合の対処方法とは?

現実的にお金がなくて支払えない場合は、
ひとまず相手にそれを伝えることが基本です。

もっとも相手は配偶者ですから、あなたに
『本当にお金があるのかないのか』は
把握していることも多いので、それを
承知で離婚協議に挑んでいるのが普通です。

ならばあなたも、
それを前提に配偶者と交渉していきましょう。

次の章からは、
その具体的な交渉方法についてお伝えします。

1.減額を交渉する

まずは『減額』を交渉する方法です。

先ほどの通り、離婚理由にもよりますが、
100~500万円が慰謝料の相場になります。

しかしこの金額は、あくまで相場ですから、
最終的に具体的な金額を決めるのは配偶者です。

そして、その決めた金額を下げてもらうのが
減額の交渉になります。

あまりに下げると相手は不満を感じ、
裁判を起こされる危険性が高まりますので、
現実的な金額で交渉しましょう。

2.分割にしてもらう

次に『分割』をお願いする方法です。

例えば、仮に300万円の慰謝料をいわれたら、
毎月5万円の5年払いにしてもらう
といった方法になります。

あまりに長期の分割や、毎月の支払いが
あまりに少額だと不満に感じますので、
これも現実的な金額で交渉しましょう。

あなたとしては『あまり苦しみたくない』
でしょうが、慰謝料は過ちに対する償いとして
『あなたを苦しませる』目的もあるのです。

勘違いだけは控えましょう。

3.時効にしてしまう

ちなみに『時効にしてしまう』という方法も
一応あります。

例えば離婚理由が不倫なら、
以下のどちらかの条件が合えば時効です。

  • 不倫があった時から20年
  • 不倫があったことと
    不倫相手を知ってから3年

ただし、一般的には時効の前に
裁判を起こされるなど、配偶者も時効の前に
何らかの手を打つことがあるため、
あまりお勧めできません。

素直に償いましょう。

4.カードローンを利用する

そして『カードローンを利用する』
という方法もあります。

必ずしもカードに限りませんが、どこかで
借金をして、それを慰謝料に充てる方法です。

金利分だけさらに支払い額は増えますが、
配偶者がどうしても分割などに応じないなら、
これも一つの手段になります。

なお、近頃では、一部の銀行で
『離婚ローン』なども扱っています。

もちろん審査がありますので、
必ず利用できるわけではありませんが、
ぜひ覚えておきましょう。

まとめ

離婚の慰謝料は、支払えないと裁判を起こされ
最悪あなたが仕事などを失う危険性があります。

裁判を起こされるようなことをやったのは
あなたですから、罪を償う意味も込めて、
なるべくしっかり慰謝料の支払いに
応じていきましょう。

なお、離婚前の別居が気になる方は
以下の記事も合わせてご確認くださいませ。

離婚するには別居する必要はあるの?気をつけたい5つのポイント


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ライター紹介 ライター一覧

山本昌義

山本昌義、山本FPオフィス代表。現在は日本初にして唯一の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しつつ、その中で発生する恋愛面や経済面の相談にのり、さらに結婚後も離婚問題を含めた様々な夫婦のご相談にのっています。詳しくは「婚活FP」でご検索を!

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