出産手当金の計算法は?簡単にわかりやすく説明!
妊娠、出産に伴ってもらえる手当は案外たくさんあります。
手当によって、計算方法や金額も全く異なるもの。
初めて聞くような手当もたくさんありますので、
なかなか覚えられないかもしれません(笑)
今回はそんな数ある手当の中から、
「出産手当金」をピックアップしてみました!
働いているママは抑えておきたい出産手当金。
どの手当も事前にちゃんと確認しておくことが大切です。
自分に関わりそうな手当を一つずつ知っていきましょう。
そもそも出産手当金って何?
そもそも出産手当金って?
なんて思う方も多いかもしれません。
私も同じ会社に先輩ママがいたおかげで知ることができた手当です。
出産手当金とは、会社に勤めていて健康保険に加入している人であれば
基本的に受け取ることができる手当です。
対象となる期間は産前42日から産後56日。
仕事を休まなければいけないこの間にはほとんどの会社は給与が出ません。
その時期にお金が入るのであればうれしい限りですよね!
金額はいくらくらいもらえるの?
出産手当金の支給額は、日給の3分の2×お休みした日数です。
普段、会社勤めをしていると日給では出されませんよね。
ここで言う日給は、標準報酬月額を30で割った金額となります。
標準報酬月額とは、4~6月の3ヶ月間のお給与を平均した金額のことです。
ですので、この時期に給与が多かった人はラッキーというわけです!
●お給与とは手取り分のこと?
お給与と一言で言っても、税金が引かれる前と後では
大きく変わってきますよね。
出産手当金は、残業代や手当も含めた総支給額で計算します。
ですので、自分で計算するときは
保険代などが差し引かれる前の金額で計算しても問題ありません。
●日数には土日を含めるの?
意外とわからなくなってくるという意見が多いのが土日。
土日はもともと働いていないのに、お給与が出るの?と疑問に思う方も。
こちらに関しては労務に服さなかった期間に対しての手当て
として考えられていますので、土日であっても関係ありません。
支給対象とならない場合
なんとこの出産手当金ですが、
会社に勤めているからと言って必ずもらえるものではありません。
手当が出ると期待していて、出なくてはショックです!
どういった場合に対象外になるのかご紹介します。
【出産手当金を受け取れない場合】
- 会社から報酬を受けている(産休中の給与が会社から支払われる)
- 国民健康保険に加入している
- 旦那の保険に扶養で入っている
これらに当てはまるという場合は、
残念ながら出産手当金をもらうことができません。
ご自身の状況もしっかりと確認しておいてくださいね。
産休中に賞与が出た場合は、会社からの報酬となるのか?
先程ご紹介した出産手当金の受給資格がなくなる一つに、
会社から報酬を受けているというものがあります。
そこで気になるのが「賞与」
産休中が賞与の時期と重なることもあります。
これが会社からの報酬となった場合、
出産手当金は受け取れなくなるの? なんて心配になります。
基本的に賞与は出産手当金には影響はありませんので、ご安心ください!
あくまでも標準報酬月額を基準に計算します。
出産手当金の申請方法
出産手当金は「健康保険出産手当金支給申請書」に記入して提出します。
これらは基本的には会社で用紙をもらえるはずです。
あるいは勤務先を管轄する協会けんぽや保険組合で手に入れることができます。
お金の振り込みは書類が受理されてからおよそ1~2ヶ月後になります。
忘れたころに入金があったりするので、なんとなく幸せな気持ちに(笑)
妊娠・出産の時期には手当の書類を出したり、
赤ちゃんのための準備をしたりと何かと忙しくなります。
お金に関することは早めにやっておいて、
しっかり提出するようにしてくださいね。
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