乳腺炎は病院の何科に行けばいい?治療内容も紹介!
なったらつらーーい乳腺炎。
「それって胸が少し張るだけでしょ?」なんて思うことなかれ!!
気付いた時にはおっぱいには岩のようにカチカチのしこりができ、
そのしこりは熱を持ち赤く腫れ上がり、少しでも触れると激痛がはしる。
さらには発熱、寒気、頭痛、関節痛・・・といった
インフルエンザのような全身の倦怠感を伴う症状も。
そんな状態でも子供が泣けば胸の痛みを我慢しながら抱き上げ、
いつも通り24時間関係なくお世話が必要。。
ツラすぎますよね、とってもよくわかります( ;∀;)
だって私も2度なりましたもの( ;∀;)
“乳腺炎になったら何科に行けばいいの!?”
“予防法や自分で出来る対処法は??”
今回はそんな乳腺炎について、
徹底解説&実体験をご紹介しちゃいます(/・ω・)/♪
Contents
乳腺炎かも!?何科に行けばいいの?
乳腺炎って本当に何の前触れもなく、突然なりますよね。
この記事を読んでくださっている方の中には
「やばい!乳腺炎かも?どこの病院に行けばいいのー!?」
という緊急事態の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はお乳のトラブルは「何科でなければいけない」
という決まりはありません。
ただ、より適切な指導を受けるために
いざという時に相談してもらいたい優先順でご紹介します。
- 分娩をした産婦人科を受診するのが最も理想的
分娩をした病院でなくても、婦人科・産婦人科であれば◎
(母乳育児推進思考である程、より適切な指導がのぞめます)
- 母乳外来を併設している助産院
(桶谷式、山西式などが有名)
- 母乳育児に理解のある乳腺外科・乳腺専門家
(大学病院などにある事が多い)
- かかりつけの内科・外科があるのであれば相談しても良いが
母乳育児に理解がない場合は適切な解決は難しい場合も…
実は私も乳腺炎を2度経験したのですが、
初めての時は深夜に激痛がはしり気付きました。
「どうしよう…明日朝イチで病院に受診しないと。。」
と思い、すぐにインターネットで検索してみたのですが
情報がたくさんありすぎて結局何科を受診すれば良いのかが曖昧で、
途方にくれて朝が来るまで不安なまま過ごしたことがありました。
実際に乳腺炎になってしまった時に慌てて調べると
案外適切な判断が出来ないもの。
母乳育児をしている方は“乳腺炎にはなるもの”だと思って、
あらかじめ近隣で一番適切な相談が出来そうな施設を調べて
電話番号と住所だけでも控えておけば安心ですね(*^^*)♡
寒気を感じる症状も…?そもそも乳腺炎ってどんなもの?
▲指をくわえて待つわが子のために・・・かーちゃん乳腺炎に負けない!!♡
自分自身が出産するまではまったく縁遠く、
そんなトラブルがあるという事すら知らなかった“乳腺炎”。
実は妊産婦全体の約4分の1がかかるとも言われていて、
特に初産の場合は乳管が狭く発症しやすいトラブルなんです。
そしてそのほとんどの場合が、
生後1ヶ月以降の乳児に授乳中の母親に発症し、
その内の約5%程は手術が必要なほど重症化するそうです。
乳腺炎は大きく2種類に分けられ、それぞれ症状は異なります。
急性うっ滞性乳腺炎(急性停滞性乳腺炎)
⇒乳腺(母乳を外へ運ぶ管)に母乳がたまり詰まってしまうこと
- 乳房全体に発赤が出て腫れて硬くなる
- 痛みを伴うしこりができる
- 微熱が出る
急性化膿性乳腺炎
⇒おっぱいに細菌が入ったことで乳腺が炎症すること
- 出産してから2~6週目に出やすい症状
- 高熱が出る
- 乳房に激しい痛みと腫れが出る
- 全身に震えと寒気が出る
- 炎症が治まった後、膿瘍ができて外に膿が出ることがある
程度の差はあれど、どちらにしても
乳房のしこりや腫れ、硬化、赤み、発熱や寒気がある場合は
まずは乳腺炎を疑ってみてください。
発見が早ければ早い程、治りもスムーズです☆彡
自分で出来る対処法&治療ってどんなことをするの?
▲一日何度も必要な授乳は、便利なグッズを使って負担を減らしましょう♪
乳腺炎になってしまった場合は
病院を受診するのがもちろん確実ですが、
自分で出来る対処法を試して経過を見てみる事も有効です。
急性化膿性乳腺炎(炎症)の場合は手術も含む外的処置が
必要な事があるので即病院がベターですが、
急性うっ滞性乳腺炎(詰まり)に有効な対処法は下記の通りです。
ポイントはとにかく母乳をしっかり出し切ること!です。
とにかく頻繁に授乳を続ける!
痛みや腫れが乳房の一部の場合は
その部分を冷やして炎症を抑えて、症状のある方の乳房から、
痛い部分を乳首にむかって押し出すようなイメージで
手で押さえながらの授乳が効果的。
飲み残しがあるようであればすべて搾乳して出しきって。
赤ちゃんがうまく吸着しているか?
いつも同じ所を吸着していないか?をチェック。
抱き方を変えて吸う角度を変えながら授乳しましょう。
水分を摂る
水・お茶はOK、ジュース・炭酸・コーヒーはNG。
また、塩分・脂肪の摂取は控えましょう。
その他 色々な対処法
- きつい服や下着など締め付けや圧迫するものは避ける。
- できる限りの安静・休養を取り、リラックスする。
- 常に清潔に保つ為に、授乳前後の乳首の消毒は必須。
- なりかけの乳腺炎には葛根湯が効果的。
- マッサージは自分でしない!
間違ったマッサージを自分でしてしまうと
悪化してしまう場合もあるので必ず医師の指導を受けて。
自分で対処する際に、温める事を推薦している説もありますが
これはかなり危険!
例えば冷え性のママが血流の滞りが原因で
おっぱいの根元が固まって乳腺炎になりかけている場合なら
温めて血液の循環を良くして、正しいマッサージをした上で
頻回授乳をする事で一気に解消することもあります。
でも、出口が詰まって母乳が溜まる一方で外に出せない状態の場合は
更に温めて循環が良くなっても更に溜まるばかりで逆効果!
絶対にNGです!!
温めて効果的に解消する場合もありますが、
悪化するリスクの方が多く危険です。
逆に、冷やして悪化することはほとんど無いので
楽になるのであれば冷やすのがベター◎
とはいえ原因や症状によって対処法も変わるので、
冷やすor温めるの判断は、自己判断をしない方が賢明でしょう。
私の場合、半泣きで助産院に電話をかけて状況を説明したところ、
「しこりのある部分を冷やして、乳首に向かって強く抑えながらの授乳。
ただし、自分でマッサージは絶対にしないこと!」とアドバイスを受け、
その通りにしてみるとスルスルっとさっきまでの激痛が
嘘のように一気につまりが解消♪
きっとその時のおっぱいは不味かっただろうに、
しっかり飲んでくれた娘に心から感謝した瞬間でした(*’▽’)
原因&予防のために食べ物の見直しを
乳腺炎の原因は本当にさまざま。
育児疲れ、疲労が溜まっている、リラックスできていない という精神的なものから、
食事内容が悪い、授乳間隔の開き、下着での圧迫、
赤ちゃんの母乳の飲み方や授乳姿勢、飲み残し、
不適切な搾乳器の使用、余分なミルク補充 などなど…
日常のいたるところに要因が散らばっています。
ですが、乳腺炎発症の原因の8割は食事だと言われています。
母乳は血液で出来ているので血中コレステロールが高まると
粘り気が出てドロドロになって流れが悪くなり、
乳腺が詰まって乳腺炎になってしまうのです。
そのため血液中のコレステロールを増やす揚げ物や菓子パン、
洋菓子系のスイーツ(チョコ、ケーキ、アイス)やファストフードなど、
脂っぽい食べ物や消化の悪い食事は食べ過ぎに注意が必要です!
脂っこいものを日常的に食べていると、
知らぬ間に少しずつ乳腺が詰まり、一気に乳腺炎になることも。。
逆に母乳をサラサラに保つのは、
海藻、根菜、豆、昆布、豆腐、青菜、魚などで、
これらを使った和食をメインの食事にするのがオススメ◎
普段の食事から気を付けて乳腺炎になりにくい身体を作りましょう♪
ちなみに、私が乳腺炎になったうち1度目の原因は恐らく…
というかほぼ間違いなく…
某・贅沢アイスの大人食べが原因です(笑)
ある日夫が仕事帰りに「毎日育児頑張ってくれてありがとう!」
と箱にたくさん入ったタイプの濃厚アイスを買ってきてくれて、
嬉しくて毎晩1つずつ『ご褒美に♡』と、食べていたのです。
その頃ちょうど娘は夜にまとめて眠るようになってきた頃で、
普段食べないアイスの食べ過ぎ&授乳間隔の開き過ぎが
間違いなく引き金になったのだと思います(+_+)
不味い母乳を飲ませてしまった娘にも、
せっかく気遣ってくれた夫にも申し訳なく、
自分を甘やかしすぎた事を深く反省したのでした…( ;∀;)笑
健康な母乳で赤ちゃんもママもハッピーに♡
いかがでしたか?
乳腺炎は簡単に予防は出来るけれど、
なってしまったら大変で厄介なトラブルです。
私自身も初めての育児で無知だった事で
とても大変な思いをしました(:_;)
今回は出来るだけシンプルにご紹介したつもりですので、
どなたかのお役に立てれば幸いです(*^^*)♪
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