出産後のママ&赤ちゃんのお風呂はいつから?どんな風に?
出産という大きな仕事を終えてママはホッと一息
・・・と同時にこれから始まる赤ちゃんとの生活には
やはりプレッシャーを感じているのではないでしょうか?
四六時中 赤ちゃんから目を離せない緊張状態の中、
産後のママは心身ともに疲れきっています。
30分だけでも赤ちゃんを誰かに預けて
ゆっくり一人でお風呂に入ってリフレッシュしたい!!
でもミルクのあげ方やオムツの替え方は病院で教えてくれても、
お風呂の入り方や注意点は意外ときちんと教えてくれないもの。
今回はそんな”ママの産後お風呂事情”
そして”赤ちゃんのお風呂について”の情報をご紹介します♪.*
Contents
ママのお風呂 編
約10ヶ月もの妊娠期間を経て大きく変化した女性の体は、
産後は元に戻るためにまた日々変化します。
体に負担がかかる入浴は、変化に合わせた適切な方法で!
産後すぐはシャワーのみ
産後すぐから1ヶ月経つまでの入浴は、
湯船につからずシャワーで済ませましょう。
シャワーを浴びても良い日数としては、
出産翌日からOKという場合もあれば
一週間後からOKという場合もあり、
病院によって指導にかなり差があるようです。
いずれにしても病院の指示に従うようにしてください。
ちなみに私が出産した病院では翌日からシャワーOKで、
前日の23時59分に出産したためその数時間後には
翌日扱いでシャワーを浴びても良いと言われました。
(結局痛くて動けずその日はパスしましたが・・・)
帝王切開の場合も同じですが、
自然分娩の場合との違いは傷口の痛みです。
お湯がしみる痛さはもちろんのこと、
そもそもシャワー室まで行く事すら困難な場合も。
また傷口の状態にもよるので、必ず医師の判断に従って。
1ヶ月間は生理に似た悪露が出る
産後すぐの入浴はシャワーで済ませ、
湯船につかれるようになるのは
早くて2週間、確実なのは約1ヶ月後になります。
というのも、妊娠前の身体に戻るまでは
出産後 約7~8週間の産褥(さんじょく)期があり、
この期間に悪露(おろ)という月経のような出血があります。
悪露とは子宮に残っている細胞や卵膜などが
おりものとなって対外へ排出される現象で、
子宮の内部がお掃除されている証拠と考えてください。
また、産褥期の初期は子宮がまだ妊娠5ヶ月くらいの大きさで、
妊娠性の変化(鬱血・子宮の内面の胎盤の剥がれた後の傷・
胎盤を子宮にくっつけていた脱落膜の残骸)が残っています。
お湯で暖まる影響(血管の拡張・血流量の増加・血圧の低下)により
出血が多くなったり、脳貧血を起こしやすい事が考えられるため、
出来れば1ヶ月後の定期健診でお医者さんに確認した上で
湯船につかるのが一番安全だと言えます。
入浴後に水が出る問題!?
「産後湯船につかるようになってから、
お風呂上りに膣から水が出るようになった」
という悩みが多いようです。
これは、分娩時に胎児を娩出させるために一生懸命力むため、
産後は骨盤内の筋肉が疲労して伸び、筋力低下状態になり、
膣の筋肉の緊張も低下し、膣の締まりが悪くなり起こります。
締まりが悪くなってしまった膣からお風呂の湯が入ってしまい、
風呂上がりに自然に出てきてしまうのです。
解消方法としては、
重い物をなるべく持たないこと、便秘しないことに気をつけ、
骨盤底筋群を鍛える体操を続け、膣の筋肉の強化に努めましょう。
赤ちゃんのお風呂 編
赤ちゃんの肌は新陳代謝が活発でとても汗っかき。
あせもや湿疹を防ぐためにも毎日のお風呂は欠かせません。
そして生後間もない赤ちゃんをお風呂にいれるには、
月齢や赤ちゃんの成長によって
方法を変えたり工夫することが必要です。
月齢別 入浴方法の目安
▼入院中(生後1週間)
病院によってはベビーバスでの沐浴をしたり、
ガーゼで拭いて清潔に保つ場合も。
▼新生児期(1ヶ月~1ヶ月半)
まだ抵抗力が弱く細菌に感染しやすい事から、
大人と同じ浴槽でなくベビーバスの利用が◎。
ママやパパと一緒に湯船に入る「入浴」と区別して、
これを「沐浴」と呼んでいます。
最初はお湯にビックリしてしまう赤ちゃんも、
沐浴布をかけてあげると安心する事が多いです。
▼3~5ヶ月頃
この頃になると徐々に首もすわりはじめ、
赤ちゃんに対してベビーバスが小さくなる場合がほとんど。
1ヶ月を過ぎたらその子の様子を見ながら
大人と同じ浴槽での入浴に移行して。
▼半年~1歳くらい
完全に首もすわり、しっかりとおすわりが出来るようになれば、
大人が入浴している間にベビーチェアを置いて待たせてもOK。
大人気のバンボを利用するのが便利です!
▼1歳~
ここまでくればかなり楽に!
お風呂が嫌で逃げ出すという別の問題もあるようですが(笑)
また、どの月齢にも言える事ですが
赤ちゃんはのぼせやすく湯冷めしやすいので、
バスタオルや着替えなど必要なものをすべて準備してから
入浴させるなど、とにかく「手早く」を心がけましょう。
お湯は清潔&適温で!
新陳代謝が激しく汚れやすい赤ちゃんの入浴は
温めることよりも皮膚を清潔にしてあげる事が一番の目的。
また、赤ちゃんはからだが温まりやすいので
お湯が熱すぎたり長く入れすぎると疲れてしまいます。
お湯の温度は大人が少しぬるいと感じるくらいの
夏は38度、冬は40度くらいが適温です。
免疫の少ない時期に大人と同じ浴槽に入れる場合は、
浴槽をきれいに洗って新しいお湯をはり、
できれば清潔な一番風呂にいれてあげましょう。
少し月齢が進めば追い炊きのお風呂でもOKですが、
追い炊きのお湯や殺菌剤や入浴剤を使用したお湯の場合は
必ず最後はキレイな流水ですすいであげて。
また、カミソリや石鹸など危ないものは
必ず赤ちゃんの手の届かないところへ置くようにしましょう。
お風呂タイムで心も体もリラックス♡
いかがでしたか?
私も産後すぐは体中のあちこちが痛くて、
慣れない子育てと睡眠不足で心も身体もくたくたでした。
そんな時、唯一リフレッシュできたのが
家族にほんの数十分だけ子供を預けている間に、
お風呂に入ってスキンケアをしたり
香りの良いボディオイルを塗っている時間でした。
また、赤ちゃんも温かいお風呂に入るのが
大人と同じように気持ち良いようで、
どれだけ泣いていてもお湯につかると
うっとりした顔でおとなしくなっていました(*^^*)
正しい入浴方法でママも赤ちゃんも癒されましょう♪
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