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離婚にかかる費用はどれくらい?平均的な負担額を調査!

離婚
この記事は約 6 分で読めます。 3,791 Views

世の中は何をするにも費用がかかるものですが、
それは離婚であっても例外ではありません。

だとすると、ひとまず
離婚費用の平均相場を知っておきたいのが
普通ですよね。

もちろん中には、無料で離婚を
済ませてしまう方も多いのですが、
この場合は結局、後からトラブルが発生して、
より多くの費用がかかる事もあります。

このため離婚のプロでもある私も、時折
この離婚費用の平均や
最低限すべき事などを聞かれます。

そこで今回は、
様々な離婚費用の平均額について
お伝えします。

あなたの離婚に、お役立て下さいませ。

離婚にかかる費用は?平均的な負担額をご紹介!

まず一口に離婚費用といっても、
その中身は様々です。

離婚する相手に支払う費用もあれば、
専門家に支払う費用もあります。

そして、夫婦のおかれている環境によって、
誰にいくらくらいの費用を
支払わなければならないかは違ってくるのが
基本です。

また、真っ先に離婚費用で考えられるのが
「財産分与」ですが、離婚では
他にも色んな費用が発生することが
多くなっています。

そこで次の章から、財産分与以外の
代表的な費用についてお伝えします。

1.弁護士に依頼する場合に必要な費用

まずは「弁護士に依頼する場合」です。

離婚問題といえば、
やはり弁護士がプロですね。

仮にあなたが弁護士に離婚依頼をすると、
その平均費用は、おおよそ60~80万円程度
なると考えましょう。

ただし、そもそもの料金設定は
弁護士によりますし、
その依頼内容によって料金も様々ですから、
あくまで目安程度に考えた方が無難です。

2.慰謝料に必要な費用

次に「慰謝料が発生する場合」です。

そもそも慰謝料は、離婚すると
必ず発生する費用ではありません。

発生するのは、例えばあなたが浮気したり、
あるいはDVをしたりしたのが
離婚理由になる場合です。

そして発生する場合は内容によりますが、
平均するとおおよそ200~400万円程度
多くなっています。

ちなみに、上記のような理由を
あなたがされた側なら、このお金は
費用ではなく貰えるお金になるので、
喜びましょう。

3.養育費にかかる費用

さらに「養育費が発生する場合」です。

養育費は、夫婦に子供がいて、
そしてあなたが子供を引き取らない場合に、
男女関係なく発生する費用になります。

そして発生する場合は、平均すると
おおよそ毎月3~5万円程度になることが
多いです。

ちなみに金額は、
あくまで夫婦の話し合い次第ですが、
裁判所が決める場合は
「夫婦の年収と子供の数」を元に
決められます。

どの離婚のパターンが一番費用を安くすることができる?

そもそも離婚する方法としては、
大きく以下の方法があります。

  • 裁判離婚
  • 調停離婚
  • 協議離婚

そして離婚全体の約9割が、
協議離婚での離婚となっています。

協議離婚とは、簡単に言えば
夫婦の話し合いで全てを決める方法です。

外部に特に何も依頼しないなら、
費用もかかりませんから、
一番安上がりな方法といえます。

これを前提に、次の章から
各方法の費用平均をお伝えします。

1.離婚の裁判にかかる費用の平均

まずは「裁判離婚」です。

裁判離婚に係る費用としては、
早い話が「弁護士費用」が挙げられます。

そしてこれが、先ほどの弁護士に依頼すると
60~80万円に達する理由です。

弁護士に依頼しても、裁判までしないのなら
そこまでかかりません。

またこの場合は裁判の結果に伴って、
弁護士費用以外にも、慰謝料や財産分与などの
他の費用の支払いを求められるのが基本です。

2.離婚調停にかかる費用の平均

次は「調停離婚」です。

調停離婚の費用は、弁護士などに
依頼するか否かで大きく金額が違い、
依頼せずに自分で全てやるなら、費用は
1万円以下ということがほとんどと言えます。

強いて言えば、調停の回数分の
あなたの交通費がポイントでしょうか。

ちなみに調停は、
必ずしも弁護士に依頼する必要はなく、
また素人が一人でもこなせるのが基本です。

普通のコミュニケーション能力があれば
大丈夫と考えましょう。

3.離婚協議にかかる費用の平均

そして「協議離婚」です。

先ほども少し触れましたが、協議離婚は
夫婦の話し合いで全てを決める方法ですから、
そういう意味では一切の費用はかかりません。

なるべく安上がりにしたいなら、
協議で全てを決めていきましょう。

ただし、現実的には協議離婚が
一番後でトラブルになりがちですから、
協議離婚であっても
「離婚協議書」の作成をしたり、
さらにそれを公正証書にしたりするなど、
最低限の防衛を図っておきましょう。

離婚で弁護士に依頼した場合の費用は誰が払うべきなの?

離婚で弁護士に依頼した場合の費用は、
弁護士に依頼した人が支払うのが基本です。

状況によっては「相手に支払わせたい」と
考えることもあるでしょうが、ひとまず
それは通らないと考えておきましょう。

ただ、弁護士に依頼した方が
離婚で高額なお金を貰えることも多いので、
離婚時は前向きに依頼を検討しましょう。

まとめ

今回の記事では、
離婚にかかる様々な平均費用として

  • 弁護士なら60~80万円
  • 慰謝料は200~400万円
  • 養育費は3~5万円
  • 調停離婚なら1万円以下
  • 協議離婚は無料だが一部依頼推奨

とお伝えしました。

ひとまず、安く済ませたいのが普通ですが
あまりにケチるとトラブルの元です。

最低限のプロの力を借りることを基本に
トラブルを防いだ離婚をしましょう。

なお、もっと弁護士費用を知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒離婚で必要な弁護士費用!一般的な相場はどれくらい?

やはり離婚で頼りになるのは弁護士です。

法的知識から交渉まで頼れますし
離婚時は前向きに頼りましょう。


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山本昌義

山本昌義、山本FPオフィス代表。現在は日本初にして唯一の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しつつ、その中で発生する恋愛面や経済面の相談にのり、さらに結婚後も離婚問題を含めた様々な夫婦のご相談にのっています。詳しくは「婚活FP」でご検索を!

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