1. TOP
  2. 離婚
  3. 離婚での引っ越し費用は誰が負担する?賢い事前準備とは?

離婚での引っ越し費用は誰が負担する?賢い事前準備とは?

離婚
この記事は約 5 分で読めます。 11,205 Views

結婚に伴う夫婦の同居は、離婚すれば
引っ越して別居するのが基本です。

しかし結婚に伴う同居も、離婚に伴う別居も、
その時の引っ越し費用については
明確なルールはなく、
夫婦間での話し合い次第になります。

とはいえ、離婚時の引っ越しは、
夫婦仲が不仲になっていますから、
やはりモメがちです。

離婚のプロでもある私も、時折、
互いに引っ越し費用を負担したくない
相談されます…。

それだけに、やはり離婚を決意したら即、
引っ越しも賢く事前に準備することが
重要です。

そこで今回は、
離婚に伴う引っ越し費用についての
負担者や引っ越しのタイミング
その他の引っ越しに絡む
ポイントについてお伝えします。

あなたの離婚に、お役立て下さいませ。

離婚の引越しの費用は誰が負担するべきなの?

離婚の引っ越しの費用については、
特に明確な負担者は存在しません

つまり、夫婦間での
話し合い次第になります。

ただし、実際には「住居を出ていく方」
負担することが多いようです。

一般的には、妻側が
夫側の住居に引っ越して来る事が多いため、
妻側という事になるでしょうか。

同時に、離婚によって
双方が住居を出ていく事もありますが、
その場合は夫婦双方が自分に必要な
引っ越し費用を負担している傾向にあります。

離婚時の引っ越し費用は相手に請求できる?

離婚時の引っ越し費用は、
相手に請求することは可能です。

ただし、明確なルールが存在しないため、
請求することはできますが、相手が
応じるかどうかは相手次第になります。

離婚時は
夫婦仲が不仲になっている事が多いため、
難しいかもしれませんね。

なお、すでに離婚届を提出している場合は、
夫婦は互いに「赤の他人」ですから、
請求すら出来なくなります

このため、離婚の話し合いの時に、
なるべく引っ越し費用も話し合いましょう。

離婚時の引越し!スムーズに進めるための順番とは?

離婚時の引っ越しを
スムーズに進めたいなら、まずは別居をして
引っ越しを先に済ませてしまいましょう。

その後に引っ越しや
別居中の生活費用を含めて、
離婚の話し合いをした方が
スムーズに事が運びます。

これを逆にすると、相手は怒りから
「さっさと出ていけ」と追い出されかねず、
持ち出す物に不備が出てくるかも
しれませんからね。

離婚の引っ越しでおすすめなタイミングはいつ?

離婚の引っ越しは、ハッキリ言って
「思い立ったが吉日」と考える事を
お勧めします。

つまり、離婚を決意した瞬間から
少しずつ荷造りを始め、
なるべく早期に引っ越してしまいましょう。

なぜなら、一般的に一方が離婚を決意すると、
その後の夫婦仲は悪くなる一方だからです。

そして時間が経つほどに、
相手の反応も悪くなるだけですから、
少しでも「まだマシ」なうちに
引っ越しする事をお勧めします。

離婚の引っ越しの準備!先にしておいた方がいい事とは?

離婚の引っ越し準備においては、
荷造り云々もさることながら、その前に
「引っ越し先」と「当面の生活費(仕事)」
を準備しておくことが重要です。

この後に待ち受ける離婚の話し合いは
長期に及ぶことも多いですから、
十分に腰を落ち着けられる環境を
先に用意しておきましょう。

なお、だからこそ一般的には、ひとまず
「実家に戻る」のがお勧めです。

多くの方にとって、
一番落ち着ける場所でしょうからね。

離婚の引っ越しに関する手続きとは?

離婚の引っ越しに関する手続きというのは、
特にありません。

強いて言えば、
どこかの賃貸を借りるつもりならば、
先に不動産屋での契約手続き、そして
電気や水道等の契約手続きでしょうか。

役所等での手続きについては、
ひとまず離婚後に後回しで大丈夫です。

ちなみに中には、「実家に戻れず、
また自分で不動産契約等をした事が無い」
方もいるでしょう。

ヘンなところでつまづかないよう、
友人に助けを求める等、
万全の態勢で準備しましょう。

離婚の引っ越し!子供の手続きはなにがある?

離婚の引っ越しで、一番気をつけたいのが
「子供を連れて引っ越す場合」です。

特にこの場合は、子供が学生で
転校を伴う場合は要注意といえます。

転校の手続き自体は
そこまで難しくないのですが、
子供の精神的なケアが必要ですからね。

まただからこそ、子供がいる場合は
一旦通学が変わらない辺りで別居して、
正式に離婚してから転校させるような
配慮が大事になります。

離婚の引っ越し費用がない場合にできることとは?

離婚の引っ越し費用がない場合は、
シンプルに自力で用意するか、
配偶者や親兄弟に頼るのが基本です。

場合によっては、
役所が引っ越し費用を貸してくれる
事もあります。

少なくとも、嘆いているだけでは
引っ越しはできません。

直接的な引っ越しもそうですが、
その後の生活についても含めて、
十分に費用面を考えた上で
引っ越しを実行していきましょう。

まとめ

今回の記事では、
離婚に伴う引っ越しについて

  • 費用は話し合い次第
  • 相手に請求できるが結果は未知数
  • 先に引っ越してから話し合いすべき
  • 離婚を決意したらすぐ実行
  • 特に即必要な手続きはない
  • 子供の転校には配慮が必要
  • 費用がないなら役所に相談しよう

とお伝えしました。

離婚に伴う引っ越しは
具体的な離婚意思の表れでもあるため
トラブルにも発展しがちです。

お金の事も含めて十分に賢く事前準備して
そして早急に実行しましょう。

なお、その他の離婚準備が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒離婚の準備!女性が必ずやるべき5つの項目とは?


\ SNSでシェアしよう! /

いくmemoの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

いくmemoの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

    この記事をSNSでシェア

ライター紹介 ライター一覧

山本昌義

山本昌義、山本FPオフィス代表。現在は日本初にして唯一の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しつつ、その中で発生する恋愛面や経済面の相談にのり、さらに結婚後も離婚問題を含めた様々な夫婦のご相談にのっています。詳しくは「婚活FP」でご検索を!

この人が書いた記事  記事一覧

  • 婚外恋愛のきっかけは?どんな出会いから発展する?

  • 婚外恋愛とは?定義はあるの?不倫とは何が違う?

  • 婚外恋愛は幸せ?夫婦の暗黙のルールや実態とは

  • 婚外恋愛は本気になれる?相手の気持ちを見極める3つのポイント

関連記事

  • 離婚の流れ!手続きは「離婚届」以外に何が必要?

  • 離婚で浮気の証拠は絶対に必要?掴み方はある?

  • 離婚のメリットは男の方がある?子供アリ・ナシの違いは?

  • 離婚する時のお金の分け方!決まりはあるの?

  • 離婚してから再婚した時の養育費はどうなるの?

  • 離婚理由は性格の不一致!どれくらい違うと認められる?