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離婚の手順!子供がいる場合といない場合の違いとは?

離婚
この記事は約 6 分で読めます。 4,691 Views

離婚は結婚の3倍のエネルギーが要ると
いわれていますが、
子供がいるかいないかで、
その必要なエネルギー量は
格段に変わってきます

さらに離婚後の生活や再婚にも、
子供の有無は大幅に影響しますので、
とても大事なポイントです。

このため、結婚・離婚のプロでもある私も、
離婚関係の相談やグチ聞きの時には、
真っ先に子供の有無を確認します。

そこで今回は、離婚の手順について、
子供がいる場合といない場合の手続き方法
離婚協議書の必要性、
さらに相談相手などについてもお伝えします。

あなたの離婚に、お役立てくださいませ。

離婚の手順を解説!子供がいる場合はどうなる?

まず、
子供がいる場合の離婚手続きにおいては、
子供の年齢や意思が重要になります。

まだ子供が小さいのなら、
親が代わりに色々と話し合って
決めなければなりませんし、
十分に成長しているなら、
子供の希望に合わせる配慮が必要です。

少なくとも子供は、
離婚における最大の被害者になります。

なるべく子供の未来を考え
少しでも子供が幸せになれるであろう
配慮をしていきましょう。

次の章からは、
その他の具体的な重要ポイントをお伝えします。

1.子供がいる場合の離婚前に決めておくこととは?

まずは「子供がいる場合の
離婚前に決めておくこと」は、
おおよそ以下の内容です。

  • 親権をどちらにするか
  • 養育費をいくらにするか
  • 面会交渉はどうするのか

これらは夫婦で
話し合いがまとまらない場合は、最終的に
調停や裁判を経て決まっていきます。

そうなると、
相応に機械的に決まっていきますが、
話し合いで両者が合意するなら、
内容は自由です。

話し合えないこともありますが、
なるべく話し合いで決めましょう。

2.手続きで必要な事とは?

次に「手続きで必要な事」は、
おおよそ以下の内容です。

  • 家庭裁判所:姓に関する手続き
  • 役所:戸籍や健康保険等に関する手続き

他にも、パスポートや
銀行口座の変更手続き等もありますが、
ひとまず子供のことでは上記の2ヶ所になります。

これらはしっかり手続きしておかないと、
後々で問題になることもあります。

子供を引き取るなら、
しっかり手続きしておきましょう。

3.養育費などのお金のことを相談しておく

さらに「養育費などの
お金のことを相談しておく」です。

子育てはどうしても相応のお金が必要ですし、
小さい子供を引き取る場合は、
育児で満足に働けないこともあります。

お金の話はしにくいという方もいますが、
子供のためにもお金の重要性は理解しましょう。

ちなみに先ほども少し触れましたが、
裁判離婚ならともかく、協議離婚なら
両者が合意するなら内容は自由です。

相手の事も考えつつ、
子供のことも考えて話し合いをしましょう。

4.手当などの手続きを確認する

そして「手当などの手続きを確認する」です。

子供がいる場合の(一人親が)役所で
手続きできるのは、以下が代表例になります。

  • 児童扶養手当
  • ひとり親家庭の医療費助成
  • JR通勤定期の割引
  • 住宅手当

中には役所による部分もありますので、
手続き方法や内容などをあらかじめ
役所に問い合わせておき、
離婚後にはスムーズに手続きしたいところです。

ところで、子供がいない場合は
どうなるのでしょうか?

次の章では、この点についてお伝えします。

離婚の手順!子供がいない場合は?どんな違いがある?

子供がいない場合の離婚においては、
ここまでお伝えした内容を全て省略できます。

具体的には、おおよそ
以下の点を決めれば終わりです。

  • 財産分与
  • 慰謝料
  • 婚姻費用(別居中の生活費等)
  • 年金分割

特にトラブルもなく、スンナリ離婚するなら
財産分与(と年金分割)だけという事も
あるでしょうか。

共働きで住宅ローンもなく、家計も別なら、
それすら不要なこともあります。

子供がいない場合の離婚も離婚協議書を作成したほうがいい理由とは?

子供がいない場合でも、離婚時には
離婚協議書を作成しておく方が無難です。

理由としては、以下が挙げられます。

  • 離婚理由を残せる
  • 財産分与等のスムーズな履行
  • 後のトラブル防止

結局、子供がいなくても
離婚は一つの人間関係のトラブルですから、
明確な形を残しておかないと、後で
どんなトラブルに見舞われるか分かりません。

このため、離婚協議書という
一つの証拠を残しておくことは、
とても重要です。

離婚の手順がわからない場合は誰に相談すればいいの?

離婚の手順が分からない場合の
相談としては、以下が代表例でしょうか。

  • 役所(の法律相談)
  • 弁護士
  • 離婚相談所

他にも、近頃では様々なところが
離婚に関する相談を受けています。

ただし、
相談先によっては有料になりますので、
ご注意くださいませ。

また相談先によって、
考え方や積極性も異なります。

今のあなたに合った相談先を探しましょう。

まとめ

今回の記事では、
子供がいる場合の離婚の手順として

  • 子供の年齢や意思が重要
  • 親権、養育費、面会交渉を決める
  • 家庭裁判所と役所で手続きする
  • 特にお金については十分話し合う
  • 受けられる手当確認も大事

とお伝えしました。

さらに、他の大事なポイントとして

  • 子供がいないなら手続き大幅カット
  • 子供ナシでも離婚協議書は大事
  • 離婚の相談先は様々にある

とお伝えしました。

子供の有無は離婚にも、その後の生活にも
多大なる影響を与えます。

そして子供は、離婚の1番の被害者です。

なるべく子供の未来が明るくなるよう
十分に配慮して決めていきましょう。

なお、さらに子供がいる場合の
離婚手続きを知りたい方は
以下の記事を参考にどうぞ。

⇒離婚の手続き一覧!子供がいる場合はどうする?


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山本昌義

山本昌義、山本FPオフィス代表。現在は日本初にして唯一の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しつつ、その中で発生する恋愛面や経済面の相談にのり、さらに結婚後も離婚問題を含めた様々な夫婦のご相談にのっています。詳しくは「婚活FP」でご検索を!

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